CARDIOLOGY
循環器専門外来
循環器診療は、日本獣医循環器学会 獣医循環器認定医が心臓検査を行います。
当院は動物病院より紹介での心臓検査の受け入れを行っています。日々の診察や薬の処方はかかりつけで、定期的な心臓検査は当院で行うことが可能です。その場合は心臓検査ごとにかかりつけ病院と検査結果を共有し、連携してフォローアップを行っていきます。
このような症状が気になったことはありますか?
- 子犬なのに元気がなく同腹の子と比べて小さい
- 喉に物を詰まらせたような咳を運動時や夜中にするようになった
- 以前は限られた時間帯での咳だったが安静にしている時にも出て長くなってきた
- 歯石の多いわんちゃん
- 散歩中や興奮時、あるいは行動・時間帯に関係なく失神する
これらの症状は心臓に何らかの異常が起きてる可能性があります。また高齢の子、特に小型犬であれば8歳以上では50%以上心臓病があるとも言われています。まずは心臓検査を行い、今の心臓の状態の把握をしましょう。
心臓検査の詳しい説明はこちらから。
心臓病の例
心臓病と診断されたけどこれからどうしたらいい?
循環器疾患は早期に発見し、定期的な心臓検査を行い、正しい診断を行った上での適切な時期からの投薬の開始が大切になります。
「疲れやすい」「咳が出る」などの症状や「心雑音」「心拡大」などの指摘があった場合は受診ください。それぞれ循環器に関わる検査を行ったうえで総合的に判断し、今の心臓の状態に最も適した治療方針を提案します。
また、心臓病は進行性であるため診断されてもその後も定期的な心臓検査が推奨されています。
進行の程度や重症度にもよりますが、当院では3か月ごと(人でいう1年ごとに相当)に心臓の状態に変化がないか、治療内容に変更はないかなど診ていきます。
当院は飼い主様へのインフォームを大切にしています。
循環器疾患は基本的に進行性であり、多くの方が一生涯共に生活していく疾患です。そのため、病気に対しての理解と飼い主様の協力がとても重要になります。
病態の把握のために日ごろから傍にいる飼い主様の自宅での協力を得ることによって、いち早く心臓の変化に気付いたり、状態の悪化が考えられる場合には早期に対応が出来ます。
ご自宅で診る内容については、病態に合わせて説明しますのでご安心ください。(例えばご自宅での呼吸が1分回に40回を超える場合は緊急の状態の可能性が高いなど)
当院では、しっかりと説明を行ったうえで飼い主様と共に今後の治療方針を決めていきます。
年間の心臓検査実績
2022年
犬 401 件
猫 127 件